1.8系を使いつつ1.9系もお試しする方法
前置き
rubyの新しい安定版として、1.9.1が公開されたんだけど
1.8系と比べて、変更点が大きくて
RubyGemsパッケージの多くはまだ1.9系に対応していなかったりします。
そこで、1.8系の環境は残したまま1.9系のrubyもお試しで
導入してみる方法をご紹介します。
1.9.1を別の名前で導入
rubyをソースから導入する際に、
$ ./configure --program-suffix=19
とすると。
従来のruby(1.8系)とは別に、ruby19(1.9系)として
別の名前で導入できます。
同様に、irbやri、rakeなどもirb19、ri19、rake19のように別名として
導入されます。
1.9系からは、RubyGemsも標準ライブラリに採用されているので、
上記と同様にgem19という名前で導入されるでしょう。
RubyGemsパッケージを別の名前で導入
従来(1.8系)のRubyGemsでRSpecをすでに導入していて
1.9系のRubyGemsにもRSpecを導入しようとすると……
実行ファイル(/usr/bin/specなど)が上書きされてしまって
好ましくない状況になってしまいます。
そこで、ruby19のように名前の後ろに19がつくようにして導入する方法をご紹介します。
$ gem19 install --format-executable rspec
このように導入することで、従来(1.8系)のspecとは別に
spec19という名前で導入できます。
これで、1.9系に対応したRubuGemパッケージも導入することができます。