うつになって思ったこと(長文)

前職までは、職業プログラマではなく
趣味プログラマとして活動していましたが。
転職して、職業プログラマとして活動して思ったことがいくつかあります。

”できる人”が普通にごろごろいる

前職までは、そもそも日常生活の範囲に
何かしらのプログラム作っている人がいなかったのですが…
転職し、一番に衝撃を受けたのは
”息を吸って吐くように、何でもやってのける”ような人が
普通にいることに驚きました。*1

僕は別に、「自分は頭がいい方だ」とか「やればできる」などと自惚れていたわけでもないし
どちらかといえば、「できない方」「ダメな方」のつもりではいました。
それでも、できる人たちと肩を並べていると
”何をやってもぜんぜんダメな自分”へのストレスがたまっていたのです。

それでも、コード書くのが好きだ

それで、プログラムつくるのが嫌になったわけではない。
ひとりで過ごしていても、「あんなことやりたい」とか
「こんなもの作りたい」とか考えているし
知っている人が面白そうなことをやっていれば、それに刺激を受けたりもする。
たしかに、”できる人”と比べたら
鈍くさいところは多々あるし、”越えられない壁”も常々感じる。
それでも、やっぱり好きなことには変わりはないんだ。

「うつ」とどう向き合うか

好きでプログラマやるのはいいだろうと思う。
ある人には「別な職種について、(プログラマは)また趣味でやったほうがいいんじゃないか?」と言われた。
たしかに、それもあるだろうと思う。
仕事として選ぶなら、同じ状況*2がまた訪れるからだ。
好きだからこそ、できない自分がストレスになる。
結局は、そんな「できない自分を、どう受け入れるか」ということなんだと思う。

僕に最も必要なことは、
「ストレスの吐き出し方」を得ることと
「できない自分を受け入れる」ということ。
この二つだろうと思った。

ここで再び、別な職種を選ぶ必要はない。
別な職種で働いていたころは、心底プログラマになりたいと思っていたのだから。

家族にも、友人にも、職場のみんなにも
心配と迷惑をかけて休職・療養していました。

長い時間をかけても、根本的な解決方法は見つかっていません。

それでも僕は、プログラマやっていくのが好きで
仕事としてもやっていきたいと思いました。
”折り合い”をつけて、「うつ」ともうまく向き合っていきます。

気持ちの整理のために書いたエントリですが、最後まで読んでくれてありがとうございました。

*1:本人たちは、たぶんそんなつもりはありません。あくまで、僕からみて”そう見える”というだけ。

*2:”できる人”と肩を並べて働く